1972 Colt Galant GTO 17X RALLY
(7th Southern Cross International Rally‐Car)


1972  Galant GTO 17X RALLY (日本工場出荷時)
1972年10月に行われるオーストラリアの国際ラリー
「サザンクロスラリー」参加の為に制作された車両。
ベース車両は当時現行のGTO-XIIである。

コルトスピードC-IIキットをベースにGTO17X用に
1750cc 165ps「C-III」キットを製作搭載され
最高速は220km/h以上可能となっていた。

ギャランGTO17Xラリー サザンクロス仕様変更点
エンジン SATURN 4G35C-III 1750ccキット組込
圧縮11.0 出力165ps/7200rpm。
オイルクーラー、90リットルフューエルタンク、
28mm鉄製サンプガード、ロールゲージ、
軽量アクリル製ウインドー
4速クロスミッション、LSD付4.222デフ、
前後強化オイルショック、各部強化ラバーブッシュ、
Fディスクブレーキパッド 住友M-2800、
(ブレーキ制動力配分 前6 後4)、
タイヤ ヨコハマ X-011 175/78-13、
強化5Jサイズスチールホイール、
各部ボディとサスペンションの強化等。
室内は基本的にはノーマル市販車とあまり変わらず、
追加メーターやロールゲージ、フットレスト、ベルト等を
除けばシートやステアリングも市販車と変わらない。

センターコンソールにはカセットステレオ用のメクラブタと
純正AMラジオも残っているのが面白い。
No.9 (AUS)

ACM 55
MA 2817

D.Stewart
(Dr)
D.Johnson
(Co)
No.20 (AUS)

ACM 55
MA 2815

B.Ferguson
(Dr)
G.Connelly
(Co)
コルトギャラン16L-GSと共に17Xは2台投入され、三菱自動車のワークス体制で日本から参加
GTOはオーストラリア人ドライバーのダグ・スチュワートとバリー・ファーガソンを起用。

当時の東京田町の展示会で撮影されたという貴重な写真です。(写真提供 コータカさん)




そして、2003年・・・ 17Xラリーが復活!?
今となっては17X-Rallyの現存車も無いのですが、当クラブ員のエックマンさんがその車のレプリカを作ってしまいました!


ベース車は今では希少な17XIIを忠実に使用。
ステッカーは全部カッティングシートをカッター手切りの力作です!


車高も実車同様UPさせ、泥よけ等のパーツも自作し忠実に再現


この車は、自動車雑誌の「Old-timer」73号に掲載されました




各種旧車イベント等で存在をアピールしています。



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